奴隷のような生活に苦しみ、その苦しみを分かってくれるのは同じ境遇の若い女王だけと希望を持つ少女。 圧政を強いて民から恨まれ、王であった父親を耐え兼ねた民によって殺された少女は、全てを手に入れたように思える同じ年頃の若い女王に憎悪を抱く。 期待と希望、落胆と失望、様々な感情を向けられる女王は先代から続く官吏の専横を御しきれず、何も知らないことを侮られ無力な傀儡と化していた。 苦難の運命に抗う3人はやがて導かれるように出会い、同じく苦難に耐え苦しむ民衆を救うため立ち上がる/風の万里 黎明の空 十二国記 小野不由美
※この記事は十二国記シリーズ第四巻の紹介記事となりますので、第一巻「月の影 影の海」、第二巻「風の海 迷宮の岸」、第三巻「東の海神 西の滄海...