全てが順調だったはずの王朝はたったの半年で崩壊してしまう。王と麒麟は消息不明のまま6年の月日が流れ、国は荒れ妖魔が湧き出し戴国は滅亡へと突き進んでいた。新しい麒麟は生まれず、天の救いがない絶望的な状況で将軍は慶国へ助けを求めることにする。 追い詰められた将軍は戴国を救済する為ならば慶国を沈める覚悟を持っていた。 己の罪を自覚しながら窮状を訴えた将軍の声は届き、他国を巻き込んだ前代未聞の戴国救済作戦が始まる。 天に見放された戴国を人の力で救うことが出来るのか。/黄昏の岸 暁の天 十二国記 小野不由美
新潮社公式サイトでは読む順番が0番として「魔性の子」があり、新潮社の推奨通り読み進めてきた場合、8番目の「黄昏の岸 暁の天」で「魔性の子」で...